バイク保険の重要性

 

バイク保険で問題なのは、保険への加入率が低いという現実でしょう。何と、現在、公道を走っているバイクのうち約30%しか任意保険に加入していないということです。

 

4輪の自動車での任意保険加入率は、公道を走るクルマの約70%ということで、任意の自動車共済を含めれば約85%にも達しています。対してバイク保険への加入率は非常に低い数値となっているのです。より小さな原動機付自転車では何と約11%という非常に低い数値になっています。

 

自賠責保険についてみても、車検がある自動車、自動二輪は車検時に保険料を支払うので確実に100%になるのですが、車検制度が無い250cc未満のバイクでは、うっかり加入していないという可能性もあるのです。

 

そもそも4輪自動車よりも事故発生率が高く、事故に遭った際のケガも多くなる現状からすれば、保険に加入しておらずに加害者になってしまったら、それこそ手に負えないような多額の損害賠償金などを背負い、一生を台無しにする事にもなりかねないのです。

 

「自動車よりも事故率が高い」というのは重大な事実です。原動機付自転車での交通事故件数において、若者(16歳~24歳)が起こした事故は約40%も占めています。自動車とバイクの事故発生割合の比較では、バイクの事故発生の割合は自動車の約1.5倍となっており、死傷者の中でも重傷・死亡比率は圧倒的に自動車事故よりも上回っています。

 

自動車を運転している時より、バイクを運転している時の方がずっと危険性のある状態にあるというわけです。ちょっとぶつかった、転倒しただけでも、運転者は負傷する可能性が高く、治療費を受け取れる人身傷害は欠かせない保険となっています。