自賠責保険のおさらい

 

自賠責保険はご存じのとおり別名で「強制保険」と呼ばれている保険です。この保険に加入することは、公道を走る全ての自動車、バイクにおいて法律上義務付けられています。

 

自賠責保険に加入せずに、公道を走行した場合には、違反者は、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、更に違反点数も6点が付くので、30日間の免許停止となってしまいます。ちなみに、過去に免許停止等の行政処分を受けている人の場合はこの限りではないので、詳しく違反点数表等で確認してください。

 

自動車や251cc以上で車検のあるバイクなら自賠責保険が切れたのを忘れるということはありませんが、250cc以下のバイクには車検が無いので、うっかり保険の加入期間が切れたりする可能性が高くなるので注意しなければなりません。

 

自賠責保険の補償内容ですが、死亡事故による傷害では3,000万円、後遺障害による損害で、介護を要する後遺障害なら最高4,000万円となりますが、さて、この金額で全てが済むということは稀です。死亡に至るまでの傷害による損害などは120万円です。その他の後遺障害でも第1級なら3,000万円ですが、第14級なら75万円までです。

 

とにかく補償される金額は不足していますし、それも相手に対する保障であり、自分が負った怪我などは対象外です。自賠責保険とは被害者を保護する為の最低限の保険である事を忘れてはいけません。