バイク保険の料金内訳
最後はバイクの保険料の内訳についてです。既に毎年保険料を払っているという人も、その仕組みを知っていた方が、もっと自分に適した保険を選べるでしょう。
さてその保険料ですが、「純保険料」、「付加保険料」という要素で構成されています。「純保険料」というのは、将来の保険金支払いの財源と部分です。ズバリ、保険事故が発生した際に支払われる保険金のことです。損害保険においては、保険事故発生率と平均損害額から、純保険料の算定が行われています。
対して「付加保険料」ですが、これは保険制度自体を維持していくための財源です。つまり保険会社の事業経営費、保険会社の利潤など相当するということです。
保険料は保険会社によって違いがあるわけですが、それは、この「付加保険料」に「高い・安い」があるからです。保険商品を比較については、特約を付けずに同じ条件で比較すればわかりやすくなります。つまり「付加保険料」の差がよく分かるということです。
付加保険料の構成をみてみると、代理店手数料(代理店が保険会社の代理で保険契約の締結する場合の手数料)、社費(広告費、人件費、支店等の物件費など、保険会社の運営コスト)、利潤(保険会社の利益)ということになります。こうした要素を勘案すると、結果として、ダイレクト系損害保険会社の保険料が割安となるわけです。
まだまだ一般には浸透していない面もありますが、基本的に店舗ではなく、通販(インターネットや電話、郵送等)によってバイク保険の販売・契約を行う保険会社のことです。最後になりましたが「バイク保険特約」についてもしっかり確認してみてください。いろいろな特約があって、「いざ」という時の補償範囲を広げられます。